2011年01月31日 00:10
■ヴァンフォーレ甲府 2011シーズンルーキー
■ヴァンフォーレ甲府 2010シーズンルーキー
■雑感
昇格1年目のヴァンフォーレ甲府は、戦力充実のために大型補強を実施中であり、
新人獲得に関してはやや将来性重視に傾いているが、良い判断の補強に思われる。
まず、3人体制でまわしていたGK陣にユニバーシアード代表のGK岡大生が加わった。
GKの人数はチームの改善ポイントであり、ここに大学選抜クラスのGKを獲得出来たのは成功だろう。
育成次第では早くにポジション争いに絡んできそうだが、甲府のGK育成力は?
それから、なんと言ってもヴァンフォーレ甲府ユースの最高傑作・堀米勇輝の昇格が大きい。
基本ポジションはボランチとしたが、中盤ではどこのポジションもそつなくこなせるだろう。
年代別代表には必ず選出されるエリートで、左利きのテクニシャンタイプでありながら、
オフ・ザ・ボールのポジショニングが巧みで運動量も豊富。世代を代表する選手である。
パス・ドリブル・シュートにおける技術・センスは世代トップクラスであり、
プラチナ世代の中でも非常に期待の出来る選手のように思える。
ただ、堀米勇輝は大きな課題も抱えている。フィジカルである。
U-15~U-18までは順調に成長してきたと思われるが、プロのフィジカルに適応出来るまでには
ちょっと時間がかかるかなという気もする。いくらオフ・ザ・ボールでギャップを突けると言っても
プロの寄せの早さ・激しさはユースとは桁違い。プレスを回避するスピードも無いので
コンタクトプレーに耐えうる肉体作りが急務か。フィジカルコンタクトを伴う守備も課題だ。
技術的にもセンス的にも素晴らしい資質は持っているので、単なるパサーに終わってほしくない。
ギリギリで決まった加部未蘭の加入は嬉しいニュースだった。一応、地元選手だし。
加部未蘭は何でも出来る総合力の高いFWである。
サイズ・フィジカル・スピード・ファイティングスピリット・ボールコントロール技術が上質。
前線でボールを収め、そしてスキあらばゴリゴリと前に運ぶ能力もある。
ゴール前で萎縮する事も無く、豪快なゴールを次々に決めるプロ向きのメンタルもある。
まだまだポテンシャルを秘めた選手で、どこを磨いていくかが楽しみである。
心配なのはケガの多い体質であるが、プロでしっかり鍛えて体質改善を図って欲しい。
堀米勇輝と共に1年は体作りを覚悟した方が良いか。
総合すると・・・、
・新人には即戦力より将来性を期待している。
・ユースから年代別代表選手を育て上げ昇格させるなど、クラブの新時代を感じさせる。
・地元の高校で育った選手権の優秀選手を獲得するなど、地域を意識していて好印象。
・能力の高い大卒選手を選手層の薄いポジションで獲得出来、悪くない新人補強だった。
・監督選びは戦略的とは思えないが、選手獲得はまずまず戦略的。
■評価
B
名前 | ポジション | 身長 | 体重 | 現所属 | 前所属 |
岡大生 | GK | 185 | 68 | 駒澤大 | 清水商 |
堀米勇輝 | ボランチ | 167 | 60 | ヴァンフォーレ甲府ユース | ヴァンフォーレ甲府ジュニアユース |
加部未蘭 | FW | 187 | 79 | 山梨学院大学附属高 | FC東京U-15むさし |
■ヴァンフォーレ甲府 2010シーズンルーキー
名前 | Pos. | 前所属 | リーグ戦 | 天皇杯 | 評価 |
柏好文 | 攻撃的MF | 国士舘大 | 16試合1得点(686分) | 2試合(103分) | A |
<総評> 決して出場機会に恵まれたわけではないが、シーズン終盤になって印象的な活躍。 シーズンラスト6試合のうち4試合は先発出場を果すなど、来季への光が見えてきた。 スピードがあって勝負度胸も良い。見ていてワクワクする選手。 得意のサイドアタックがJ1で通用するか、来季はレギュラー候補の一人。 |
■雑感
昇格1年目のヴァンフォーレ甲府は、戦力充実のために大型補強を実施中であり、
新人獲得に関してはやや将来性重視に傾いているが、良い判断の補強に思われる。
まず、3人体制でまわしていたGK陣にユニバーシアード代表のGK岡大生が加わった。
GKの人数はチームの改善ポイントであり、ここに大学選抜クラスのGKを獲得出来たのは成功だろう。
育成次第では早くにポジション争いに絡んできそうだが、甲府のGK育成力は?
それから、なんと言ってもヴァンフォーレ甲府ユースの最高傑作・堀米勇輝の昇格が大きい。
基本ポジションはボランチとしたが、中盤ではどこのポジションもそつなくこなせるだろう。
年代別代表には必ず選出されるエリートで、左利きのテクニシャンタイプでありながら、
オフ・ザ・ボールのポジショニングが巧みで運動量も豊富。世代を代表する選手である。
パス・ドリブル・シュートにおける技術・センスは世代トップクラスであり、
プラチナ世代の中でも非常に期待の出来る選手のように思える。
ただ、堀米勇輝は大きな課題も抱えている。フィジカルである。
U-15~U-18までは順調に成長してきたと思われるが、プロのフィジカルに適応出来るまでには
ちょっと時間がかかるかなという気もする。いくらオフ・ザ・ボールでギャップを突けると言っても
プロの寄せの早さ・激しさはユースとは桁違い。プレスを回避するスピードも無いので
コンタクトプレーに耐えうる肉体作りが急務か。フィジカルコンタクトを伴う守備も課題だ。
技術的にもセンス的にも素晴らしい資質は持っているので、単なるパサーに終わってほしくない。
ギリギリで決まった加部未蘭の加入は嬉しいニュースだった。一応、地元選手だし。
加部未蘭は何でも出来る総合力の高いFWである。
サイズ・フィジカル・スピード・ファイティングスピリット・ボールコントロール技術が上質。
前線でボールを収め、そしてスキあらばゴリゴリと前に運ぶ能力もある。
ゴール前で萎縮する事も無く、豪快なゴールを次々に決めるプロ向きのメンタルもある。
まだまだポテンシャルを秘めた選手で、どこを磨いていくかが楽しみである。
心配なのはケガの多い体質であるが、プロでしっかり鍛えて体質改善を図って欲しい。
堀米勇輝と共に1年は体作りを覚悟した方が良いか。
総合すると・・・、
・新人には即戦力より将来性を期待している。
・ユースから年代別代表選手を育て上げ昇格させるなど、クラブの新時代を感じさせる。
・地元の高校で育った選手権の優秀選手を獲得するなど、地域を意識していて好印象。
・能力の高い大卒選手を選手層の薄いポジションで獲得出来、悪くない新人補強だった。
・監督選びは戦略的とは思えないが、選手獲得はまずまず戦略的。
■評価
B
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